2月19日に有明の東京ビックサイトでワンフェスことガレージキットの祭典【ワンダーフェスティバル2006冬】が開催されました☆
ガレージキット、ワンダーフェスティバルとは??
【ガレージキット】とは、「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をシリコーンゴムで型取りし、レジンキャストと呼ばれる二液混合硬化型のプラスチック樹脂を注型して複製品を作り、その価値を理解・共有することができる仲間だけにごく少量だけ頒布していた手作りの模型」のことを指します。
ガレージキットの語源は1960年代にアメリカで流行した【ガレージロック】(自宅のガレー ジやバックヤードで演奏されるような、荒削りなロックンロール)にあり、「個人のガレージ(作業部屋)から情報(オリジナルモデルの複製品)を発信していく」という意味合いから、ごく自然とこの名称が定着していきました。
【1980年】代初頭に産声をあげたガレージキットは、金型成形による、工業製品としてのプラスチックモデルでは成し得なかった緻密なモールド(=彫刻表現)の再現性と、原型製作者の思い入れや作家性が見事に反映され、またたくまにマニアたちのあいだに広がっていきました。
大手メーカーのマスプロ製品では(主に採算面で)実現不可能だったマイナーなアイテムも、リアルタイムで生産されるようになり、また、「自分自身がメーカーになれる」という高揚感や共犯意識がガレージキットシーンの急速な成長を促した結果、今日では一般的模型店レベルにまで商品が普及しています(創生期に問題とされた生産数の少なさや高価格なども、生産技術の急速な進歩と原材料費のコストダウンにより解消されています)。
こうした状況の中で、プロ、アマチュアを問わず、自分たちが腕によりをかけて製作したキットを持ち寄って展示・販売することにより、自分の造形力を世に問うことを目的としてはじまったのが【ワンダーフェスティバル】です。
【夏と冬】の年二回開催され、この日 だけしか販売が許可されない既存キャラクターのキット(いわゆる「版権もの」)、一品限りの造形物、各プロディーラーの新製品や限定品などが並ぶのも、当イベントの大きな魅力となっています(アマチュアが発表するキットなどは販売量がごく少量で、この日を逃すと永久に手に入らないものもあります)。
さらに、このイベントを支えているのが【一般参加者】の存在です。
開催毎に多少の変動はあるものの、ほぼ安定した動員数を維持し、発足当初は若い世代の模型マニアの中でも、とりわけディープな層がほとんどで、ほぼ全員が男性であったものが、造形物の多様化に伴い、女性、家族連れ、初老の紳士といった、性別・世代的広がりも更に拡大し、「この先の可能性」を感じさせつつあるのが現在の状況と言えます。
アキバ校、フィギュア・アーティスト科の中にも今回のワンフェスに出店した学生がいます☆
本人が予想していたより売り上げは伸びなかったようですが、出店の手続きから原型製作、複製量産まで全てが初体験の事を自分自身でこなし、自分の作品が売れたのですから初めてにしては十分頑張ったと誉めてあげたいです。
今回の経験は本人にとって、とても勉強になった事と思いますし、今回上手くいかなかった点は次回に生かせると思うのでこの調子で頑張っていって欲しいですね☆
また今回の仲間の出店がきっかけで【次は自分も】と意気込む学生も増え、とてもいいカンフル剤になったのではないでしょうか。